07 / 08
結果の読み方 — 平均・中央値・ベスト・標準偏差
反応速度のセット結果の平均、中央値、ベスト、標準偏差がそれぞれ何を示しているのか、自己記録の推移の読み解き方を解説します。
セットが終わると4つの数字が表示されます。1つだけを見ると誤解しやすいので、それぞれが何を示しているのかを知っておきましょう。
平均
すべての有効な回を足して回数で割った値です。最もなじみのある指標ですが、一度ぼんやりして 500 ms が出ると、平均は大きく引き上げられます。
中央値
値を大きさの順に並べたときの真ん中の値です。5回なら3番目の値です。1〜2回の極端な値に左右されないため、ふだんの実力を見るのに最適です。このサイトの自己記録の推移グラフがセットごとの中央値を描いているのはそのためです。
ベスト
最も速かった回です。うれしい数字ですが、運に大きく左右されます。ランダムな待ち時間がたまたま予想と一致しただけかもしれないので、実力の指標としては不十分です。
標準偏差
各回が平均からどれだけ散らばっているかを表します。値が小さいほど安定して反応できたということです。このサイトは標本標準偏差(n−1 で割る)を使っています。
たとえば2つのセットがどちらも平均 250 ms でも、標準偏差が 10 ms のセットは毎回ほぼ同じで、60 ms のセットは速い回と遅い回が混ざっていたことになります。疲れていたり注意が散っていたりすると、平均より先に標準偏差が大きくなることがよくあります。
計算例
| 回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 反応時間(ms) | 231 | 248 | 239 | 402 | 244 |
- 平均 = (231 + 248 + 239 + 402 + 244) ÷ 5 = 272.8 ms
- 中央値 = 並べ替えると 231, 239, 244, 248, 402 → 244 ms
- ベスト = 231 ms
4回目の 402 ms が1回あっただけで、平均は中央値より 29 ms も高くなりました。このような場合は中央値のほうが信頼できます。
自己記録の推移の見方
- 1セットの上がり下がりより、複数セットの流れを見てください。
- 似た時間帯、同じ端末、同じ姿勢で測ってこそ、比較に意味があります。
- 最も低い点は太字で表示されます。そのセットの条件(睡眠、時間帯など)を思い出してみてください。
Go/No-go の結果
Go/No-go では、● に反応した回だけが反応時間の統計に入り、誤反応(✕ で押した)と無反応(● を見逃した)は別に数えます。速くてエラーが少ないのが良い結果です。